社会人になってから、20年近く、経理、あるいは数値を扱う仕事に携わってきました。
その経験から経理として仕事をする上で大切にしていることを書いてみたいと思います。
経理として仕事をする上で大事にしている3つのこと
結論から言うと、下の3つです。
- 早く
- 安く
- 正確に
逆にこれができていない仕事は評価されない可能性があります。
早く
常に変化している現代社会。
今の状況に対応しようと考えたなら、その状況が変わらないうちに行動を起こす必要があります。
例えば、突如「豆腐ブーム」が来て豆腐料理専門店を開こうと思っても、その実際の行動が10年後になってしまったら、「豆腐ブーム」が継続しているかどうかは分からないですよね?
経理の仕事も同様(経理の仕事のスパンはもっと短いですが)で、
×「先月の売上分析は1か月後に出ます!」
というような状況だと、その1か月後の売上分析に対する打ち手は1か月遅れた情報であり、正しいとは言い切れない状況になります。
必要とされていることを、できるだけ早く提供すること
これが経理としても要求されていることだと思います。
安く
経理というのは、管理部門です。
そして管理部門というのは収益を生みません。
しかも収益を生まないだけでなく、人件費をはじめとする費用が掛かります。
また、費用を掛けようと思えばいくらでも掛けることできます。
例えば、会議の資料のために、
- 分析のための無駄に高額なソフトを購入
- 各支店に手作業で入力させて(人件費がかかります)
- 長時間労働の残業代を掛ける
- しかもそれをカラーで印刷
なんてことをしていると、あっという間に超高級資料!?の出来上がり!
営業部門で100万円の売上を取ってきて、それを管理部門で資料作りのために100万円使いました!
ってなったら誰だって怒りますよね。
大なり小なり、管理部門で費用を掛けるということは、そういった部分を含んでいるわけです。
安く仕上げるべきことは、安く仕上げること
これが経理として要求されていることだと思います。
正確に
これはある意味言うまでもないことかもしれませんが、数値やお金を扱っている以上、それは正確である必要があります。
経理としての根幹に関わる要素です。
これを故意に誤った場合には、罪に問われる可能性もあります。(横領や粉飾等)
仮にうっかりの過失であったとしても、それは経営判断にも影響しますし、
それを直すという労力は、「早く」でもなく、「安く」でもない、
「遅く」て「高い」結果となります。
そういった意味では、「正確に」こそが経理の一番大切な価値観と言えると思います。
関わる業務は、必ず正確性を追求すること
これが経理として要求されていることだと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
経理の仕事は、
- 早く 今必要とされていることを、できるだけ早く提供すること
- 安く 安く仕上げるべきことは、安く仕上げること
- 正確に 関わる業務は、必ず正確性を追求すること
を大切にする必要があると思います。
これだけで評価される訳ではありませんが、最低限必要となる考え方になるはずです。
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